症状別の自律神経整体とエッセイ

うつで息苦しい原因と治し方【自律神経整体】
うつの患者さまが息苦しさや胸の苦しさを訴えられる事が多くあります。
実際に症状があるのに検査では異常が見つからないこういった症状は、自律神経の乱れとそれに伴う身体の問題によるものです。
身体の問題は主に4つあり、人により異なっています。
①血液循環の低下
②気管支の拡張不足
③過換気による二酸化炭素濃度低下
④神経性食道狭窄症(ヒステリー球)
それぞれの原因と治し方を説明していきます。
【血液循環の低下】
うつは脳が酸素不足によって機能低下した事が原因で起こります。
酸素は血液によって運ばれるため、血液循環が悪くなると脳を含めた全身の酸素が不足して息苦しさを感じます。
血液は心臓のポンプ作用とホースの役割である血管の収縮力によって循環しますが、どちらの働きも交感神経によるものです。
うつの患者さまが息苦しさを訴える原因で最も多いのがこのケースで、交感神経の働きが弱い事が原因です。
通常のうつの自律神経整体で交感神経の働きを高める事で症状は改善します。
【気管支の拡張不足】
血液循環の低下と同様に交感神経の働きが弱い事が気管支に影響しているケースです。
気管支は交感神経の働きが強いと広がり、副交感神経の働きが強いと収縮、つまり気道が狭くなって胸が苦しくなります。
副交感神経の働きが強くなるのは眠っている時で、夜間や早朝に症状が強くなるのが特徴です。
交感神経の働きを高める調整と気管支に関係する各所の調整により改善します。
【過換気による二酸化炭素濃度の低下】
精神的な不安や緊張が強い事で呼吸が浅く速くなると息苦しくなります。
更に二酸化炭素が過剰に排出され、血液中の二酸化炭素濃度が低下すると脳からは呼吸を抑制する指令が出されるため、より苦しくなります。
精神的な不安や緊張が強くなる原因は迷走神経が部分的に強い緊張状態になっているためで、パニック障害や不安障害の身体がこれにあたります。
迷走神経の調整をおこなう事で不安や緊張が軽減し、息苦しさも改善します。
【神経性食道狭窄症(ヒステリー球)】
原因不明の喉の圧迫感や異物感による息苦しさで、咽喉頭異常感症やヒステリー球とも呼ばれる自律神経失調症に多い症状の一つです。
喉は腎との関係が深い場所で、腎に関係した各所の調整で改善する事が出来ます。
私自身も経験がありますが、息苦しさや胸の苦しさはとても辛い症状です。
こういった病院の検査で異常が見つからず、薬で良くならない症状こそ、当院のような自律神経調整の整体がお役に立てると思っています。
≫当院で回復された患者様の声
「19歳の娘の精神的ストレスによる不登校、喉の詰まりによる息苦しさで通いました。」
≫当院の自律神経整体について:自律神経失調症の整体【原因と治し方】