症状別の整体とエッセイ
無意識で体に力が入っている状態の解消法【首・肩こりと頭痛の整体】
【自律神経失調症】
無意識での力みと首・肩のこりと頭痛には自律神経の乱れが関係しています。
無意識で力んだ状態が続くとエネルギーを無駄に使い続けてしまうため、疲れ易かったり慢性的に疲労した状態になってしまいます。
また首肩こりや頭痛も悪化すると頭痛薬や筋弛緩剤が手放せなくなったり、日常生活に支障をきたす程に、極度に辛い状態になってしまう事があります。
私自身もかつては慢性的な首痛、頭痛に悩まされ、常に痛み止めを持ち歩いていました。
また、年に数回は重度の寝違えを起こして、起きていられない程の首痛に苦しめられていました。
無意識での力みや首肩こり、頭痛を抱えた患者さんの辛さは多少なりとも分かりますので、お力になりたいと思っています。
当院を訪れる方の中には、「首や肩のコリが不調や自律神経の乱れの根本原因」と思われている方も少なくありません。
確かに首こりによるストレートネックなどの首の骨(頚椎)の異常によって、めまいや胃腸障害、うつ症状などの全身症状が起きる事も有ります。
しかし、首や肩のコリはあくまでも「自律神経が乱れた結果として起きている症状の一つ」でしかありません。
そのため、首や肩のコリと頭痛の改善には、患部に直接アプローチする事と同時に自律神経を整えることがとても大切なのです。
自律神経が乱れると交感神経の緊張によって、筋肉が硬くなります。
特に硬くなるのが、頭蓋骨と首の上の方(上部頚椎)です。
この頭蓋骨と上部頚椎の筋肉が緊張して骨が歪むと、首と肩の力を抜く事が難しくなります。
自分では力を抜いているつもりですが、気がつくと無意識で首や肩の筋肉に力を入れ、肩が上がったり歯を食いしばって常に力んでリラックス出来ていない状態です。
この状態が長く続くと首・肩の緊張が強くなり、コリを強く感じるようになります。
首や肩のコリは、マッサージなどで一時的に柔らかくしても、少しすると元の辛い状態に戻ってしまうと感じている方が多いのではないでしょうか?
それは、身体がこのような状態になっているためです。
首や肩の筋肉の緊張は、激しい頭痛や目の奥の痛みの原因となる事もあります。
特に頭痛や目の奥の痛みと関係しているのは、後頭骨と頚椎2番の異常です。
無意識の力み・首こり・肩こり・頭痛の整体のポイントは、
・自律神経を整えて交感神経の緊張を緩める
・頭蓋骨と頚椎、肩周りの調整
・猫背や巻き肩の方の場合には前胸部と腕の調整
です。
無意識での力みがなくなり、カチカチだった首や肩の筋肉も緩み、頭痛や目の奥の痛みも良くなります。
セルフケアで無意識の力みを緩和する方法があるのでご紹介します。
あえて自分で力んだ状態を作ってから力を抜く事でリラックスする事が出来ます。
まず肩を上に上げます。
そこから更にこれ以上は上がらない限界まで上げます。
その状態から更に胸を張るように力んで、同時に強くこぶしを握り、目を目一杯に閉じ、歯を食いしばり、5秒キープします。
そして息を吐くのと同時にパッと力を抜きます。
これを何回か繰り返すと効果的です。
また、筋肉の緊張とは逆のケースで、首の筋肉が弛緩して力が全くない状態になっている事があります。
このような「弛緩の異常」を起こしている場合にも首のコリを強く感じるのですが、この場合には、いくら首の筋肉を揉んでも良くなる事はありません。
その原因は、腎臓の働きが低下していることにあります。
首と腎臓は関連が深い箇所で、弛緩して力がなくなると
「身体が重く感じる」
「やる気が出ない」
といった状態になります。
腎臓を調整して、首に弾力が戻るとコリを感じなくなって、身体が軽く感じる様になります。
≫患者さんの声:「激しい頭痛、目のチカチカ、吐き気がなくなって感謝しています。」
≫患者さんの声:「原因不明の頭痛と吐き気がなくなりました。」
≫患者さんの声:「酷かった頭痛と肩こりがとても楽になりました。」
≫当院の自律神経整体について:自律神経失調症の整体