症状別の整体とエッセイ
吐き気・食欲不振・逆流性食道炎・機能性ディスペプシアの整体
【自律神経失調症】
胃腸の働きは、副交感神経によってコントロールされています。
そのため、副交感神経が低下すると胃腸の働きが悪くなり、吐き気や胃のむかつき、食欲不振、逆流性食道炎などの不調を感じるようになります。
体重が減少する不安や食べないと元気が出ないという考えから、逆流を防ぐ薬や胃薬を服用して、食欲がないのに無理をして食べている方も少なくありません。
しかし、胃腸の働きが悪い所に無理に食べ物を送り込むと、さらに胃腸の負担が増し、胃や腸がまったく働かない状態になってしまいます。
胃腸の働きが悪い状態では、栄養の吸収も悪くなるので、栄養価の高い食品や量を多く食べても身体に取り込まれる栄養は、わずかです。
そのため、体重が減少してしまうのも仕方がないことなのです。
無理をして食べていると、胃腸を壊してしまい、副交感神経の更なる低下を招いてしまいます。
その結果、交感神経が異常に興奮してしまい、胃腸の不調だけでなく、頭痛、動悸、不眠、不安、耳鳴りやめまいなど様々な身体の不調が起こる悪循環に陥ってしまいます。
身体は、自分の感覚に従って行動すれば健康になるように出来ています。
食欲がない時は、身体が栄養を必要としていない時です。
例えば、風邪をひいて熱がある時に食欲がでないのも、熱を上げてウイルスと戦うためのエネルギーを消化吸収で無駄に使わないためです。
それを頭で考え過ぎて、余計なことをすると、かえって不調をこじらせたり、長引かせてしまいます。
よほど衰弱していない限りは、食欲のないときに数回食事を抜いたからといって、栄養不足になる様な事はありません。
胃腸の調子が悪い時には、食事は1日3食と決めつけずに、空腹を感じる時に腹七分目程度を食べ、胃腸をいたわってあげる事が何より大切です。
空腹を感じていない時の食事は、どんなに少量しか食べていなくても、過剰な身体の負担となり、自律神経を乱してしまうからです。
また、胃腸と感情は繋がりが深いため、ストレスを感じると胃腸の働きが低下して食欲がなくなります。
「しっかり食べなければ」と思い込むことで、食事自体がストレスとなることは避けたい所です。
健康に良い食事の取り方は、情報や頭で考えるものではなく、身体の声を聞いて、「美味しい」と感じる食事をバランス良く取ることが一番なのです。
吐き気・食欲不振・逆流性食道炎・機能性ディスペプシアの整体のポイントは、
・副交感神経の働きを高める
・胃腸に関係する箇所の調整
になります。
副交感神経の働きが高まり胃腸の調子が整ってくると、少量の食事でも必要な栄養をしっかり吸収(快食)できるようになります。
また、一時的に減少してしまった体重も骨格と体質に見合った適正な体重に戻り、落ち着くようになります。
≫患者さんの声:「逆流性食道炎、頭痛、不眠。病院と薬に頼らない生活が来るなんて夢のよう。」
≫患者さんの声:「頭痛、肩こり、逆流性食道炎が治まって食欲が出てきました。」
≫当院の自律神経整体について:自律神経失調症の整体