症状別の自律神経整体とエッセイ

悪寒戦慄
悪寒戦慄とは突然の悪寒や寒気でガタガタと震える状態の事です。
風邪をひいたり熱があるわけでもないのに起きる悪寒戦慄は、自律神経の乱れによるものです。
なぜなら、悪寒戦慄にお悩みで当院を訪れる方には、共通した自律神経の問題があるからです。
その事を説明する前に悪寒戦慄の症状などについて掘り下げていきたいと思います。
悪寒戦慄の症状
・発熱前の様な悪寒と震えが突然始まる
・入浴などで身体を温めているのに悪寒や震えが止まらない
・身体の一部が急に冷たくなり震える程の寒気を感じる
・睡眠中などにも突然の悪寒と震えが始まる
など悪寒戦慄の症状は人によって違いがあります。
症状が出現する時間も10分から数時間と個人差があります。
一般的な治療
【薬物療法】
・漢方薬
・血流を良くする薬
・ビタミン剤
【生活習慣改善】
・規則正しい生活
・入浴などで身体を温める
・十分な睡眠
・適度な運動
・冷たいものを控える
・飲酒、カフェインを控える
こうした一般的な対処法を試しても改善されない方が多いのが現実です。
すでに出来る事はご自身で頑張っているという方がほとんどではないでしょうか。
こういった病院の検査で異常が見つからず、薬で良くならない症状こそ、当院のような自律神経調整の整体がお役に立てると思っています。
悪寒戦慄の原因と当院の改善法
体温は酸素や栄養と共に血液によって全身に運ばれます。
血液循環が悪いと体温も全身に行き渡らないため、体温調節がうまく出来なくなり悪寒戦慄が起こります。
自律神経の働きでみると悪寒戦慄の症状がある方に共通しているのは、副交感神経の働きが著しく悪くなり、交感神経が強く緊張している状態です。
血管は副交感神経の働きが強いと広がり、交感神経の働きが強いと収縮、つまり血管が縮み過ぎて血液循環が極端に悪くなるのです。
そして、それが原因で悪寒戦慄の症状が起きています。
悪寒戦慄の自律神経整体のポイントは
・交感神経の過緊張を緩める
・副交感神経の働きを高める
になります。
また症状を早期に改善するために
・心臓や血管などの血液循環に関係する各所の調整
・体温調節に関係する各所の調整
を合わせておこないます。
これらの調整をおこなう事で血液循環・体温調節の機能が改善し、悪寒戦慄の症状も起きなくなります。