症状別の自律神経整体とエッセイ

過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は自律神経の乱れによって起こります。
過敏性腸症候群で当院を訪れる方のほとんどは、自律神経を整える事で回復されています。
その事を説明する前に過敏性腸症候群の症状などについて掘り下げていきたいと思います。
過敏性腸症候群の症状
過敏性腸症候群とは検査で異常がないのに腹痛や下痢、便秘を繰り返す病気の事です。
過敏性腸症候群の症状は人により異なり、主に4つのタイプに分かれます。
【下痢型】
下痢型は激しい腹痛や便意と共に下痢を生じる事を特徴としています。
特に通勤などのトイレに行けない状況下でのストレスや緊張によって発症しやすいです。
【便秘型】
便秘型は便秘に伴ってお腹の張りなどを生じます。
水分のないコロコロとした便になる事があります。
【混合型】
混合型は下痢と便秘を交互に繰り返す事を特徴としています。
ストレスによってお腹の状態が不安定になります。
【分類不能型】
上記3つに分類されない症状。
膨満感やおならが頻繁に出る場合はガス型と呼ばれます。
一般的な治療
【薬物療法】
・整腸剤
・高分子重合体:便の水分量を改善する薬
・消化管機能調節薬:消化管の運動を調節する薬
・セロトニン受容体拮抗薬:腸管蠕動運動の活発化、腸管水分輸送の改善
・便秘治療薬
・抗うつ薬、精神安定剤、抗不安薬
【生活習慣改善】
・規則正しい生活
・十分な睡眠
・適度な運動
・食事の改善
・飲酒を控える
こうした一般的な対処法を試しても改善されない方が多いのが現実です。
すでに出来る事はご自身で頑張っているという方がほとんどではないでしょうか。
こういった病院の検査で異常が見つからず、薬で良くならない症状こそ、当院のような自律神経調整の整体がお役に立てると思っています。
過敏性腸症候群の原因と当院の改善法
腸の働きは副交感神経が交感神経に対して優位な状態、つまり心身がリラックスした状態で活発になります。
過敏性腸症候群は副交感神経の働きが交感神経よりも高まらない事で起きる症状です。
考えられる原因は次の3つです。
①副交感神経がONにならない
②交感神経がOFFにならない
③上の①と②が同時に起きている
副交感神経の働きが弱いと腸が正常に機能しなくなります。
そして、その状態が長く続き悪化すると不快な症状が起きるようになります。
下痢型は交感神経の過緊張によって、緊張や不安などのストレスに過敏になっている状態です。
過敏性腸症候群の改善には副交感神経と交感神経のバランスを適切な状態になるように整えていきます。
また、日々の食生活も腸の状態に大きく影響します。
腸内環境に良い食事を食べる事と腸内環境を悪化させる食品を摂らない事です。
一般的に腸に良いと言われている食品の中にも腸内環境に良くないものが多く含まれています。
そういった事もお伝えしていきます。
過敏性腸症候群の自律神経整体のポイントは
・自律神経のバランスを適切に整える
・腸に関係している各所の調整
・食生活の改善
になります。
当院で改善された患者さまの声